Windows 11 トラブルシューティング ツールの使い方〜起動から解決まで完全ガイド

Windows 11のトラブルシューティングツールとは?

パソコンを使っていると、突然インターネットに接続できなくなったり、印刷ができなくなったり、予期せぬトラブルに遭遇することがありますよね。

そんなとき、Windows 11には「トラブルシューティングツール」という心強い機能が標準で搭載されています。この機能は、一般的なパソコンの問題やトラブルを自動的に検出し、解決方法を探してくれる便利なツールです。

私はソフトウェア販売に携わるITライターとして、中小企業のPC環境整備を数多くサポートしてきました。その中で、トラブルシューティングツールを使いこなせるかどうかが、業務効率に大きく影響することを実感しています。特に、IT専任スタッフがいない小規模オフィスでは、このツールの存在が業務継続の鍵となることも少なくありません。

トラブルシューティングツールは、Windows Updateの問題、ネットワーク接続の不具合、オーディオやカメラの動作不良など、さまざまな問題に対応しています。専門知識がなくても、画面の指示に従って操作するだけで、多くの問題を自動的に解決できる点が最大の魅力です。

Windows 11を使い続けるうえでまず重要なのは、環境を最新化しておくことです。初期設定やアップグレード手順については、Windows 11アップグレード完全ガイド|2025年最新手順も参考になります。

Windows 11トラブルシューティング設定画面トラブルシューティングツールの起動方法

まずは基本となる起動方法を確認しましょう。

Windows 11でトラブルシューティングツールを起動する手順は、とてもシンプルです。「スタート」ボタンをクリックして、表示されるスタートメニューから「設定」をクリックします。設定アプリが開いたら、左側のメニューで「システム」を選択し、右側に表示される一覧を下へスクロールして「トラブルシューティング」をクリックしてください。

「トラブルシューティング」画面が開いたら、「その他のトラブルシューティング ツール」をクリックします。これで、トラブルシューティング可能な項目の一覧が表示されます。

頻繁に使う項目の確認

トラブルシューティングツールの一覧画面では、「頻度の高い順」という区分で項目が整理されています。

よく使われる項目としては、「Windows Update」「ネットワークとインターネット」「オーディオ」「プリンター」などがあります。トラブルの内容に応じて、該当する項目の「実行する」ボタンをクリックすることで、診断が開始されます。

ただし、2025年までに段階的に廃止される予定の機能もあるため、今後は手順が変更となる可能性があることを覚えておきましょう。以前は使用できた「キーボード」や「電源」といった項目が削除されたり、「オーディオ」や「カメラ」などの一部項目はMicrosoft社のヘルプページへ転送される仕様に変更されています。

それぞれのトラブル内容に応じた具体的な解決手順は、Windows 11 トラブル対処法|よくあるエラーとその解決手順でも詳しく解説しています。

Windows 11トラブルシューティングツール一覧画面Windows Updateのトラブルシューティング実行手順

Windows Updateは最も頻繁にトラブルが発生する項目の一つです。

更新プログラムのダウンロードやインストール中にエラーコードが表示された場合、Windows Updateトラブルシューティングツールが問題解決に役立ちます。「Windows Update」項目の「実行する」ボタンをクリックすると、「問題を検出しています」という表示が現れ、自動的に診断が開始されます。

更新エラーが繰り返し発生する場合、Windowsのライセンス認証に問題がある可能性もあります。その場合は、【2025年最新】Windows ライセンスキー再認証方法を完全解説を参考にしてください。

診断プロセスの流れ

診断が完了すると、「トラブルシューティングが完了しました」と表示されます。

ここで「詳細情報の表示」をクリックすると、「トラブルシューティングレポート」が表示され、どういった問題の解決が実行されたかを確認できます。変更された項目を確認したら、「OK」をクリックして次に進みます。

「問題は解決しましたか?」という設問が表示されるので、実際に問題が解決したかどうかによって「はい」または「いいえ」を選択してください。「はい」をクリックすると、「トラブルシューティング ツールを終了する」が表示されるので、クリックして終了します。

トラブルシューティング後の推奨作業

トラブルシューティングツールの実行が終了したら、デバイスを再起動することをお勧めします。

再起動後、「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」→「更新プログラムの確認」の順に選択して、利用可能な更新プログラムをインストールしてください。問題がすべて解決されない場合は、トラブルシューティングツールをもう一度実行して追加のエラーをチェックすることも有効です。

ネットワーク接続のトラブルシューティング

インターネットに接続できないトラブルは、業務に直接影響する深刻な問題です。

ネットワーク接続の問題を解決するには、「ネットワークとインターネット」項目の「実行する」ボタンをクリックします。トラブルの内容によって、検出された問題点や対処方法が表示されるので、表示された内容にしたがって操作を行ってください。

ネットワーク関連のエラーに特化した対処法は、Windows 11のネットワークトラブル完全解決ガイドで詳しく説明しています。

Wi-Fi接続の診断例

例えば、Wi-Fiネットワークに接続できない場合、「Wi-Fiネットワークに接続する」という選択肢が表示されることがあります。

「利用可能なネットワークを表示する」をクリックすると、接続可能なネットワークの一覧が表示されます。利用したいネットワークをクリックしてから「接続」をクリックし、パスワードが要求される場合はパスワードを入力して、表示された画面の指示にしたがって操作してください。

「接続されました」と表示されたら、ネットワークに接続できたことを確認し、「×」(閉じる)をクリックして終了します。このように、トラブルシューティングツールは、技術的な知識がなくても、対話形式で問題解決をサポートしてくれます。

ネットワーク接続トラブルシューティング診断画面オーディオとカメラのトラブルシューティング

オンライン会議が日常化した現在、オーディオやカメラの問題は業務に大きな支障をきたします。

「オーディオ」項目を実行すると、現在はMicrosoft社のヘルプページへ転送される仕様になっています。ヘルプページからでも指示に従ってトラブルシューティングを行うことが可能ですが、インターネット接続が必要です。

オーディオ診断の進め方

ヘルプページが表示されたら、「音声の問題を解決するために自動診断を実行することに同意がありますか?」との設問で「はい」をクリックします。

次に、「スキャン中に再生された音が聞こえましたか?」との設問が表示されるので、実際に音が聞こえた場合は「はい」をクリックしてください。このように設問が繰り返されるため、表示される内容に沿って対応していくことで、段階的に問題を特定し解決できます。

英文を直訳したページのため、日本語表現がおかしい箇所もありますが、基本的な操作は問題なく行えます。音声が聞こえない、マイクが認識されないといった問題も、この自動診断で多くの場合解決できるでしょう。

トラブルシューティング実行時の注意点

トラブルシューティングツールを実行する前に、いくつか知っておくべき重要なポイントがあります。

システムの復元ポイントの保護

「Windows Update」やアプリのインストールなど、システムの復元ポイントの作成を伴うような作業をトラブルシューティングする場合、システムの復元ポイントが消えてしまうことがあります。

そのため、トラブルシューティング機能を実行する前にシステムの復元を行っておくことをお勧めします。特に重要な設定変更を行った直後や、大規模なアップデート前には、復元ポイントの確認を習慣化しておくと安心です。

自動修復機能との関係

PC起動時に「自動修復」または「スタートアップ修復」が表示される場合があります。

これはWindows標準の機能で、オペレーティングシステムとソフトウェアの問題解決を支援するために設計されています。Windowsにエラーや問題、クラッシュが発生した場合、自動修復機能はこれらの問題を自動的に検出、特定、修復を試みます。

自動修復画面が表示されたら、まず周辺機器をすべて取り外してPCを再起動してみてください。キーボード、マウス、外付けストレージ、プリンター、メモリーカード、光学ドライブ内のメディア、カードリーダー内のSDカードなど、すべての接続している周辺機器を取り外します。外付けディスプレイもすべて取り外し、デスクトップPCの場合は1台の外付けディスプレイのみを接続して確認してください。

Windows 11自動修復画面とトラブルシューティングトラブルシューティングで解決しない場合の対処法

トラブルシューティングツールは便利ですが、すべての問題を解決できるわけではありません。

問題が解決しない場合は、BIOS、Windows Update、ドライバーを最新のバージョンに更新することをお勧めします。ソフトウェアの更新は、システムの安定性と最適化を向上させることが多いため、定期的に最新バージョンをチェックすることが重要です。

ドライバー更新の重要性

特にネットワークアダプター、グラフィックカード、オーディオデバイスなどのドライバーが古いと、トラブルシューティングツールでも解決できない問題が発生することがあります。

デバイスマネージャーから各デバイスのドライバーを確認し、製造元のウェブサイトから最新版をダウンロードしてインストールしてください。中小企業のPC環境では、このようなメンテナンス作業が後回しになりがちですが、定期的なドライバー更新は長期的なトラブル予防に非常に効果的です。

あわせて、動作が重い場合はPC最適化も効果的です。Windows 11を最適化する設定ガイド|動作速度アップの秘訣も参考にしてください。

専門家への相談タイミング

それでも問題が解決しない場合は、専門家に相談することを検討しましょう。

ハードウェアの故障や、より深刻なシステムの問題が原因である可能性があります。特に法人利用の場合、業務への影響を最小限に抑えるため、早めの専門家への相談が賢明です。また、セキュリティやライセンスに関する問題は、専門知識を持つサポート窓口に問い合わせることをお勧めします。

また、現在使用しているWindowsが正規ライセンスかどうか不安な場合は、Windows正規ライセンスを確認する5つの方法【完全ガイド】で確認できます。

まとめ:トラブルシューティングツールを活用して快適なPC環境を

Windows 11のトラブルシューティングツールは、専門知識がなくても多くの問題を自動的に解決できる強力な機能です。

設定アプリから簡単にアクセスでき、Windows Update、ネットワーク接続、オーディオ、プリンターなど、さまざまなトラブルに対応しています。基本的な起動方法から、各種トラブルの診断手順、実行時の注意点まで理解しておけば、突然のトラブルにも冷静に対処できるでしょう。

ただし、トラブルシューティングツールは段階的に廃止される予定の機能もあるため、今後は手順が変更される可能性があることを念頭に置いてください。また、システムの復元ポイントの保護や、定期的なBIOS・ドライバー更新など、予防的なメンテナンスも忘れずに行いましょう。

私の経験上、中小企業のPC環境では、このようなトラブル対応の知識を社内で共有することが、業務効率の向上につながります。トラブルシューティングツールの使い方をマスターして、快適なPC環境を維持してください。

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