Windows 11 ファイアウォール 設定完全ガイド〜初心者でも安心の手順解説

Windows 11のファイアウォールとは〜セキュリティの基本を理解する

Windows 11を使い始めたばかりの方にとって、「ファイアウォール」という言葉は少し難しく感じるかもしれません。

でも安心してください。ファイアウォールは、あなたのパソコンを外部の脅威から守る「防火壁」のような存在です。インターネットに接続している限り、不正なアクセスやマルウェアの侵入リスクは常に存在します。Windows 11には「Microsoft Defender ファイアウォール」という強力な防御機能が標準搭載されており、これを正しく設定することで、個人情報や大切なデータを守ることができるのです。

近年、サイバー攻撃は年々巧妙化しており、中小企業や個人ユーザーも標的になるケースが増えています。だからこそ、ファイアウォールの設定を理解し、適切に管理することが重要なのです。

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Windows 11 ファイアウォール セキュリティ設定画面ファイアウォールの有効化を確認する方法

まず最初に行うべきは、ファイアウォールが正しく有効になっているかの確認です。

Windows セキュリティから確認する手順

Windows 11では、「Windows セキュリティ」というアプリからファイアウォールの状態を簡単に確認できます。画面左下の「スタート」ボタンをクリックし、右上の「すべてのアプリ」から「Windows セキュリティ」を選択してください。次に「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリックすると、現在の状態が表示されます。

ここで「ファイアウォールは有効です」と表示されていれば、Microsoft Defender ファイアウォールが正常に動作している証拠です。もし「ファイアウォールは無効です」と表示された場合は、すぐに「オンにする」ボタンをクリックして有効化しましょう。

ネットワークの種類による設定の違い

Windows 11のファイアウォールは、接続するネットワークの種類によって異なる保護レベルを提供します。「ドメインネットワーク」「プライベートネットワーク」「パブリックネットワーク」の3種類があり、それぞれに適した設定が自動的に適用されるのです。

自宅や会社のネットワークは「プライベートネットワーク」、カフェや空港などの公共Wi-Fiは「パブリックネットワーク」として認識されます。パブリックネットワークでは、より厳格なセキュリティ設定が適用され、外部からの不正アクセスをしっかりブロックしてくれます。

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Windows 11 ネットワーク保護設定ファイアウォールの詳細設定にアクセスする

基本的な確認ができたら、次は詳細設定を見ていきましょう。

詳細設定画面を開く方法

「ファイアウォールとネットワーク保護」画面の下部にある「詳細設定」をクリックすると、「セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール」という画面が表示されます。ここでは、より細かいルール設定やポートの管理が可能になります。初めて開く方は、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」というメッセージが表示されるかもしれませんが、「はい」をクリックして進んでください。

この詳細設定画面では、「受信の規則」と「送信の規則」という2つの主要な項目があります。受信の規則は外部からあなたのパソコンへの通信を制御し、送信の規則はあなたのパソコンから外部への通信を制御します。

受信の規則と送信の規則の違い

「受信の規則」は、インターネットやネットワークからあなたのパソコンに入ってくる通信を管理します。例えば、リモートデスクトップ接続やファイル共有などのサービスを使う場合、適切な受信規則を設定する必要があります。一方、「送信の規則」は、あなたのパソコンから外部へ送信される通信を制御します。

通常、受信の規則の方が重要度が高く、外部からの不正アクセスを防ぐために厳格に管理されています。初期状態では、必要最小限のポートだけが開かれており、それ以外はすべてブロックされる設定になっているのです。

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特定のポートを開く・閉じる設定方法

アプリケーションによっては、特定のポートを開く必要がある場合があります。

ポートを開く手順

「セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール」画面の左側にある「受信の規則」をクリックし、右側の「新しい規則」を選択します。「規則の種類」では「ポート」を選択して「次へ」をクリックしてください。次の画面で、TCPまたはUDPを選択し、「特定のローカル ポート」に開きたいポート番号を入力します。

「操作」の画面では「接続を許可する」を選択し、「プロファイル」では適用するネットワークの種類にチェックを入れます。最後に、わかりやすい名前と説明を入力して「完了」をクリックすれば、新しいポートが開かれます。

ポートを閉じる手順

不要になったポートは、セキュリティリスクを減らすために閉じることをおすすめします。

「受信の規則」の一覧から、閉じたいポートの規則を選択し、右側の「削除」をクリックするだけです。確認メッセージが表示されたら「はい」を選択すれば、そのポートは閉じられます。ただし、システムが必要とする規則を誤って削除しないよう、削除前に必ず規則の内容を確認してください。

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ファイアウォール ポート設定 セキュリティ管理ファイアウォールを一時的に無効にする方法と注意点

トラブルシューティングのために、ファイアウォールを一時的に無効にする必要がある場合もあります。

無効化の手順

「ファイアウォールとネットワーク保護」画面で、現在アクティブなネットワーク(ドメイン、プライベート、パブリックのいずれか)をクリックします。次の画面で「Windows Defender ファイアウォール」のスイッチをオフに切り替えると、ファイアウォールが無効になります。ただし、これは非常にリスクの高い操作であることを理解してください。

ファイアウォールを無効にすると、外部からの攻撃に対して無防備な状態になります。必要な作業が終わったら、すぐに再度有効化することを忘れないでください。

セキュリティリスクを理解する

ファイアウォールを無効にしている間は、マルウェアの侵入や不正アクセスのリスクが劇的に高まります。特にインターネットに接続している状態で無効化するのは、玄関のドアを開けっ放しにするようなものです。どうしても無効化が必要な場合は、インターネット接続を一時的に切断するか、信頼できるネットワーク環境でのみ行うようにしましょう。

また、サードパーティ製のセキュリティソフトを使用している場合、そちらのファイアウォール機能が有効になっているか確認することも重要です。

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法人向けファイアウォール管理のポイント

企業や組織でWindows 11を導入する場合、より高度な管理が求められます。

複数台のPCを一元管理する

法人環境では、グループポリシーやMicrosoft Intuneなどの管理ツールを使って、複数のPCのファイアウォール設定を一元的に管理できます。これにより、セキュリティポリシーを統一し、すべてのデバイスで同じレベルの保護を実現できるのです。特に、リモートワークが増えた現在、社外から接続する端末のセキュリティ管理は極めて重要になっています。

カスタムルールの作成と管理

業務で使用する特定のアプリケーションやサービスに対して、カスタムルールを作成することで、セキュリティと利便性のバランスを取ることができます。例えば、社内の特定のサーバーからの通信のみを許可するルールを作成したり、特定のポートを特定のIPアドレスにのみ開放したりすることが可能です。

ただし、カスタムルールの作成には専門知識が必要なため、不安な場合はIT担当者やセキュリティ専門家に相談することをおすすめします。

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企業 セキュリティ管理 ファイアウォール設定まとめ〜Windows 11のファイアウォールで安全なPC環境を

Windows 11のファイアウォール設定は、一見複雑に見えるかもしれませんが、基本的な操作を理解すれば誰でも安全に管理できます。

まずはファイアウォールが有効になっているか確認し、必要に応じて詳細設定でポートの開閉を行うことで、セキュリティと利便性のバランスを取ることができます。特に、公共のWi-Fiを使用する際や、重要なデータを扱う業務では、ファイアウォールの設定が適切であることを定期的に確認することが大切です。

個人ユーザーの方は、基本的な設定を理解し、不要なポートを開かないよう注意してください。法人ユーザーの方は、組織全体のセキュリティポリシーに基づいた一元管理を検討しましょう。Windows 11の標準機能だけでも、十分に強固なセキュリティ環境を構築できるのです。

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セキュリティは一度設定したら終わりではなく、継続的な管理と見直しが必要です。この記事で紹介した手順を参考に、あなたのWindows 11環境を安全に保ち、安心してパソコンを使える環境を整えてください。

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