Windows OEM版とDSP版の違いを徹底解説【2025年最新】

Windowsを購入する際、「OEM版」と「DSP版」という言葉を目にすることがあります。同じWindowsなのに、なぜ異なる販売形態があるのでしょうか?

価格差もあり、どちらを選べばいいのか迷ってしまいますよね。実は、これらの違いを理解することで、あなたのニーズに最適なWindowsを選ぶことができるんです。

この記事では、Windows OEM版とDSP版の違いを徹底解説します。2025年7月現在の最新情報をもとに、それぞれの特徴やメリット・デメリットを分かりやすくお伝えします。

Windowsライセンスの種類とは?

Windowsのライセンスは大きく分けて4つの形態があります。それぞれの特徴を簡単に見ていきましょう。

Windowsを購入する際に知っておくべき販売形態は、「VL版」「リテール版」「OEM版」「DSP版」の4種類です。これらは使用条件や価格が異なるため、自分の用途に合ったものを選ぶことが大切です。

Windowsライセンスの4つの種類を示す図表まずは、それぞれの販売形態について簡単に説明します。

  • VL(ボリューム)版:企業向けのライセンスで、複数のPCにまとめて導入する場合に使用されます。個人では購入できません。
  • リテール(パッケージ)版:一般消費者向けの販売形態で、市販のパッケージ製品やダウンロード版として販売されています。
  • OEM版:PC製造メーカーがパソコンに予めインストールする形態です。
  • DSP版:パーツショップなどでパソコンパーツと同時に販売される形態です。

この中で特に混同されやすいのが「OEM版」と「DSP版」です。どちらもパソコンやパーツと抱き合わせで販売されるため、違いがわかりにくいのです。

それでは、OEM版とDSP版の違いについて詳しく見ていきましょう。

OEM版とは?その特徴と制限

OEM版は「Original Equipment Manufacturer」の略で、「相手先ブランド名製造」と訳されます。簡単に言えば、PCメーカーがパソコンにプリインストールするためのライセンスです。

皆さんがお店で購入するDELLやHP、NECなどのパソコンには、このOEM版のWindowsがインストールされています。

OEM版WindowsがプリインストールされたノートパソコンOEM版の主な特徴は以下の通りです。

  • 購入したPCでのみ使用可能:OEM版は、インストールされたPC専用のライセンスです。そのPCが壊れた場合、別のPCにインストールすることはできません。
  • マザーボードと紐づけられる:技術的には、マザーボードと紐づけられているため、マザーボードを交換するとライセンス認証が無効になります。
  • 単体での販売は不可:OEM版は本来、PC製造メーカーのみが入手できるライセンスです。単体での販売はライセンス条項違反となります。
  • サポートはPCメーカーが提供:OEM版のサポートはMicrosoftではなく、PCメーカーが提供します。

OEM版は新品のパソコンを購入した際に、最初からインストールされているWindowsだと思えばわかりやすいでしょう。

このライセンスは、そのパソコンでのみ使用が許諾されており、別のパソコンに移行することはできません。

DSP版とは?その特徴と制限

DSP版は「Delivery Service Partner」の略で、パーツショップなどでパソコンパーツと抱き合わせで販売されるWindowsライセンスです。自作PCユーザーにとって馴染み深い形態と言えるでしょう。

DSP版も基本的にはOEM版の一種ですが、いくつか重要な違いがあります。

DSP版WindowsのパッケージとパーツDSP版の主な特徴は以下の通りです。

  • パーツと同時購入が原則:DSP版は、マザーボードなどのパーツと同時に購入することが原則です。
  • ライセンスの移行に制限あり:基本的にはインストールしたPCでの使用が前提ですが、同時購入したパーツを使用する限り、別のPCでも使える可能性があります。
  • サポート期間が短い:DSP版のMicrosoftによる直接サポートは90日間のみです。それ以降は販売店などに相談する必要があります。
  • パッケージ版より安価:一般的にパッケージ版(リテール版)より安価に購入できます。

DSP版は自作PCユーザーにとって、コストパフォーマンスの良い選択肢となっています。ただし、サポート期間が短いことや、ライセンスの移行に制限があることは理解しておく必要があります。

特に、Windows 10以降はデジタル認証が厳格になり、マザーボードを変更すると再認証が必要になることがあります。その場合、電話での認証手続きが必要になることも。

OEM版とDSP版の決定的な違い

OEM版とDSP版は似ているようで、実は重要な違いがあります。ここでは、その決定的な違いを解説します。

OEM版とDSP版の違いを比較した図OEM版とDSP版の主な違いは以下の通りです。

  • 入手経路:OEM版はPC製造メーカーのみが入手できるのに対し、DSP版はパーツショップなどで一般消費者も購入できます。
  • 使用条件:OEM版は特定のPC専用で移行不可能ですが、DSP版は同時購入したパーツを使用する限り、ある程度の移行が可能です。
  • サポート:OEM版のサポートはPCメーカーが提供しますが、DSP版はMicrosoftが90日間のみ直接サポートします。
  • 価格:一般的にOEM版はPC価格に含まれるため単体での比較は難しいですが、DSP版はリテール版より安価です。

特に重要なのは「使用条件」の違いです。OEM版は購入したPCでしか使えませんが、DSP版は条件付きで別のPCにも使える可能性があります。

ただし、Windows 10以降はデジタル認証が厳格化されており、マザーボードを変更すると再認証が必要になることがあります。場合によっては、電話での認証手続きが必要になり、オペレーターによっては認証を引き受けてもらえないケースもあるようです。

どのライセンスを選ぶべき?用途別おすすめ

それでは、どのライセンスを選べばよいのでしょうか?用途別におすすめのライセンスを紹介します。

自分の使い方に合ったライセンスを選ぶことで、無駄な出費を抑えることができます。

用途に合わせたWindowsライセンス選びのイメージ新品パソコンを購入する場合

新品のパソコンを購入する場合は、すでにOEM版のWindowsがプリインストールされているものを選ぶのが最もシンプルです。特に初心者の方は、メーカー製のパソコンを購入することで、ハードウェアとソフトウェアの相性問題に悩まされることなく使い始めることができます。

また、メーカーのサポートも受けられるため安心です。

自作PCを組む場合

自作PCを組む場合は、DSP版が最適です。マザーボードなどのパーツと同時に購入することで、比較的安価にWindowsを入手できます。

ただし、将来的にパソコンをアップグレードする予定がある場合は注意が必要です。特にマザーボードを交換する場合、ライセンス認証の問題が発生する可能性があります。

複数のPCで使いまわしたい場合

複数のPCでWindowsを使いまわしたい場合は、リテール版(パッケージ版)を購入するのがおすすめです。リテール版は価格が高めですが、PCの買い替えやアップグレードの際にも、ライセンスを移行して使用できます。

長期的に見れば、頻繁にPCを買い替える方や、複数のPCを所有している方にとっては、リテール版が経済的な選択となる場合もあります。

ライセンス購入時の注意点

Windowsのライセンスを購入する際には、いくつかの注意点があります。特に安価なライセンスには要注意です。

インターネット上では非常に安価なWindowsライセンスが販売されていることがありますが、これらの中には不正なライセンスも存在します。

信頼できる販売元から購入する

Windowsのライセンスは、必ず信頼できる販売元から購入しましょう。Microsoftの公式サイト、正規代理店、大手家電量販店などが安心です。

あまりにも安価なライセンスには注意が必要です。特にオークションサイトやフリマアプリでの個人間取引には十分な注意が必要です。

正規品の見分け方

正規品のWindowsライセンスには、偽造防止技術が施されています。また、正規の販売店では、購入証明書やライセンス証明書が発行されます。

不安な場合は、Microsoftのサポートに問い合わせて、ライセンスの正当性を確認することも可能です。

ライセンス認証のトラブル対応

ライセンス認証でトラブルが発生した場合は、Microsoftのサポートに問い合わせましょう。特にDSP版でマザーボードを交換した場合など、再認証が必要になることがあります。

電話での認証手続きが必要になる場合もありますが、丁寧に状況を説明すれば対応してもらえることが多いです。

2025年最新!おすすめのWindows購入先

2025年7月現在、信頼できるWindowsの購入先をいくつか紹介します。

PCユービックでは、正規品保証付きのWindows・Officeソフトウェアを格安価格で提供しています。Windows 11 ProやWindows 11 Home、各種Office製品を取り扱っており、すべての商品に正規認証保証が付いているので安心です。

また、万一商品に不具合や相違があった場合には、返品または交換による対応を行っています。全国一律送料無料で、追加料金は一切発生しないのも嬉しいポイントです。

商品の納品方法は商品タイプによって異なり、パッケージ製品は追跡可能な郵送で配送され、ライセンスキー製品はメールにて納品されます。Windows製品の価格帯は8,800円~9,900円となっており、非常にリーズナブルです。

法人・団体からの注文にも対応しており、複数個・複数種類の一括注文、お見積書・納品書・請求書(インボイス対応)の発行、個別対応などのサービスも提供しています。

まとめ:OEM版とDSP版の違いを理解して最適な選択を

この記事では、Windows OEM版とDSP版の違いについて解説しました。それぞれの特徴をおさらいしましょう。

  • OEM版:PC製造メーカーがパソコンにプリインストールするライセンスで、そのPCでのみ使用可能。
  • DSP版:パーツショップなどでパソコンパーツと同時に販売されるライセンスで、条件付きで別のPCにも使える可能性がある。

どちらを選ぶかは、あなたの用途によって異なります。新品パソコンを購入するなら自然とOEM版になりますし、自作PCを組むならDSP版が適しています。複数のPCで使いまわしたい場合は、リテール版(パッケージ版)を選ぶのがおすすめです。

Windowsのライセンスは決して安くない買い物です。自分の用途に合ったライセンスを選んで、後悔のない選択をしましょう。

正規のライセンスを適正価格で購入したいなら、PCユービックのような信頼できるショップを利用するのがおすすめです。すべての商品に正規認証保証が付いており、万一の場合にも安心です。

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