Microsoft Office正規品を安全に購入する重要性
パソコンを使う上で欠かせないソフトウェアといえば、Microsoft Officeではないでしょうか。仕事でも家庭でも、文書作成やデータ分析、プレゼン資料の作成など、さまざまな場面で活躍します。
しかし、Officeを購入しようとネット検索すると、あまりにも価格差のある販売サイトが多すぎて、どれが正規品なのか判断に迷うことがあります。「あの激安サイトは大丈夫?」「ライセンスは本物?」と不安になった経験はありませんか?
実は、非正規品のOfficeを購入してしまうと、インストールできない、認証できない、最悪の場合はウイルス感染するなど、さまざまなトラブルに見舞われる可能性があるのです。マイクロソフトによると、近年こうした被害の報告が急増しているといいます。
この記事では、Microsoft Office正規品を安全に購入するための方法と、非正規品を見分けるポイントを詳しく解説します。2025年8月現在の最新情報をもとに、個人ユーザーから法人まで、安心してOfficeを導入するための完全ガイドをお届けします。
非正規品Office購入による主なトラブル事例
まずは、非正規品のOfficeを購入してしまった場合に起こりうるトラブルについて見ていきましょう。これらの事例を知ることで、なぜ正規品購入が重要なのかが理解できるはずです。
非正規品によるトラブルは年々増加傾向にあり、特に格安販売を謳うサイトからの購入で多く発生しています。マイクロソフトが公表している代表的な被害事例には、次のようなものがあります。
インストールや認証ができないケース
最も多いのが、購入したOfficeがインストールできない、または認証できないというケースです。具体的には以下のようなパターンがあります。
- プロダクトキーの不一致:購入したOfficeのエディションと付属するプロダクトキーが一致せず、インストールできない
- ライセンス上限超過:新規購入したにもかかわらず、すでにライセンス数の上限まで認証されていて利用できない
- 無効化されたキー:不正なプロダクトキーのため、すでに無効化処理がされていて認証できない
これらのケースでは、せっかく購入したソフトウェアが全く使えないという最悪の結果になってしまいます。支払ったお金は無駄になるだけでなく、必要なときに使えないというストレスも抱えることになるのです。
セキュリティリスクが発生するケース
非正規品の中には、さらに深刻な問題を引き起こすものもあります。
悪質な業者の中には、ダウンロード版と称してウイルスやマルウェアを混入させたインストーラーを提供するケースがあります。このようなソフトウェアをインストールしてしまうと、個人情報の流出やランサムウェア感染など、深刻なセキュリティ問題に発展する可能性があるのです。
特に法人で利用する場合、こうしたセキュリティリスクは事業継続に関わる重大な脅威となります。一時的な出費を抑えるつもりが、結果的に大きな損失を被ることになりかねません。
サポートが受けられないケース
非正規品のOfficeを使用していると、操作方法や機能について疑問が生じた際にマイクロソフトの公式サポートを受けることができません。
「Office使用中に分からないことがあり、マイクロソフトサポートに問い合わせたが、正規ライセンスのOfficeではないと判明したため、サポートを受けることができなかった」という事例も報告されています。
業務で使用している場合、問題解決が遅れることで仕事に支障をきたす可能性もあります。正規品であれば受けられるはずのサポートが利用できないというのは、大きなデメリットといえるでしょう。
非正規品Officeの見分け方
では、どうすれば非正規品のOfficeを見分けることができるのでしょうか。あまりにも安い価格で販売されている場合は特に注意が必要です。
マイクロソフトが公表している情報によると、非正規品Officeには以下のような特徴があります。これらのポイントを知っておけば、怪しい販売サイトを避けることができるでしょう。
企業向け製品が個人向けに販売されているケース
「Office Professional Plus」や「Microsoft 365 Business Standard」などの企業向け製品が、一般消費者向けに販売されているケースには注意が必要です。
Office Professional Plusは企業向けの商品で、一般消費者向けには販売されていません。これらの製品が個人向けに格安で販売されている場合、すでに利用できない不正なプロダクトキーとセットで販売されているケースが数多く報告されています。
正規のルートでは入手できない製品が販売されている時点で、その販売元の信頼性を疑うべきでしょう。
日本未発売の製品が販売されているケース
「Office Home and Student」や旧名称の「Office 365 Home Premium」など、日本国内向けには販売されていない製品が販売されているケースも要注意です。
Office Home and Studentを購入したつもりが、実際は他のエディションが送られてきて、添付されていたプロダクトキーを使って認証できなかったという問題が報告されています。また、Office 365は2020年4月にMicrosoft 365に名称変更されていますので、古い名称で販売されている時点で不審と言えます。
さらに、他国語版のOfficeを購入しても、日本国内では正常に認証されないことがあります。購入したものの認証できずに利用できない、サポートを受けることができないというトラブルが発生しています。
OEM版・DSP版と称した製品
「OEM版」「DSP版」と称したOfficeが個人向けに販売されているケースも非正規品の可能性が高いです。
OEM版、DSP版のOfficeは、一般消費者向けには販売されていません。これらの商品を購入したら実際には他のエディションが送られてきて、認証ができないというトラブルが多く見受けられます。
本来、OEM版はパソコンメーカーがパソコンと一緒に販売するためのライセンスであり、単体での販売は認められていません。そのため、個人向けに単体で販売されているOEM版は、ほぼ間違いなく非正規品だと考えてよいでしょう。
物理メディアが添付されている最新版Office
Office 2024、Office 2021、Office 2019、Office 2016、Microsoft 365 Personal、Microsoft 365 Family、Microsoft 365 Business Standardには、CD-ROMやDVD-ROMなどの物理メディアが添付されていません。
これらの製品は、インターネット上からイメージをダウンロードしてインストールするようになっています。マイクロソフトが新しいOfficeにメディアを添付して販売することはありませんので、メディアが添付されている場合は非正規品となる可能性が高いです。
どうしても?
正規品のOfficeを安全に購入するためには、信頼できる販売元から購入することが最も重要です。では、どのような販売チャネルが信頼できるのでしょうか。
Microsoft Office正規品の安全な購入方法
Microsoft Office正規品を安全に購入するためには、信頼できる販売元を選ぶことが何よりも重要です。ここでは、2025年8月現在における最も安全な購入方法をご紹介します。
マイクロソフト公式サイトからの購入
最も安全な購入方法は、マイクロソフトの公式サイトから直接購入することです。公式サイトでは、個人向けから法人向けまで、さまざまなOffice製品を取り扱っています。
公式サイトでの購入には、以下のようなメリットがあります。
- 確実に正規品が手に入る:偽物や非正規品の心配がまったくありません
- 最新バージョンが購入できる:常に最新のバージョンが提供されています
- 安全なダウンロード:マルウェアやウイルスの心配がありません
- 公式サポートが受けられる:購入後のサポートも安心です
公式サイトでは、Microsoft 365のサブスクリプション版と、Office 2024などの買い切り型の永続ライセンス版の両方を購入することができます。自分のニーズに合った製品を選びましょう。
大手家電量販店からの購入
ビックカメラやヨドバシカメラ、ヤマダ電機などの大手家電量販店も、正規品Officeの安全な購入先です。店頭での購入だけでなく、各社のオンラインショップでも購入可能です。
家電量販店で購入する場合のメリットは以下の通りです。
- 実店舗での相談が可能:どの製品が自分に合っているか相談できます
- ポイント還元がある:店舗のポイントが貯まることが多いです
- セット割引がある場合も:PCと同時購入で割引になることもあります
ただし、家電量販店では公式サイトよりも若干価格が高くなる傾向があります。セールやポイント還元を利用すると、実質的にお得に購入できる場合もありますので、タイミングを見計らうとよいでしょう。
Amazon・楽天などの大手ECサイト
AmazonやYahoo!ショッピング、楽天市場などの大手ECサイトでも正規品のOfficeを購入することができます。ただし、これらのサイトでは、マイクロソフト公式や正規代理店が出品している商品と、マーケットプレイスの第三者が出品している商品が混在しています。
大手ECサイトで購入する際は、以下の点に注意しましょう。
- 販売元の確認:「Microsoft」や正規代理店が販売元になっているか確認する
- レビューのチェック:購入者のレビューや評価を確認する
- 価格の妥当性:あまりにも安すぎる場合は注意が必要
- 商品説明の確認:正規品であることが明記されているか確認する
大手ECサイトでは、セールやポイント還元で公式サイトよりもお得に購入できることがあります。ただし、マーケットプレイスの出品者から購入する場合は、上記のポイントを慎重に確認することが重要です。
法人向け正規販売パートナーからの購入
法人でOfficeを導入する場合は、マイクロソフトの正規販売パートナーからの購入がおすすめです。正規販売パートナーは、マイクロソフトから認定を受けた販売代理店で、企業のニーズに合わせた最適なライセンスプランを提案してくれます。
法人向けの購入では、以下のような点がメリットとなります。
- ボリュームライセンスの活用:複数ライセンスをまとめて購入することで割引が適用される
- 導入支援:インストールや設定のサポートを受けられる
- アフターサポート:導入後のトラブル対応や質問に応じてくれる
中小企業であれば、PCubikのような正規品保証付きのOfficeソフトを提供している専門店も選択肢の一つです。2025年6月現在、PCubikでは正規品保証付きのWindows・Officeソフトウェアを格安価格で提供しており、法人・団体からの注文にも柔軟に対応しています。
Office製品の種類と選び方
Microsoft Officeには様々な種類があり、自分のニーズに合った製品を選ぶことが重要です。ここでは、2025年8月現在の主なOffice製品とその選び方について解説します。
サブスクリプション型と買い切り型の違い
Office製品は大きく分けて、サブスクリプション型(定額制)と買い切り型(永続ライセンス)の2種類があります。
サブスクリプション型(Microsoft 365)の特徴:
- 月額または年額の料金を支払い続ける限り利用可能
- 常に最新バージョンのアプリが利用できる
- 複数のデバイスにインストール可能(プランによる)
- OneDriveのストレージ容量が付属
- 新機能が随時追加される
- AI機能「Copilot」が利用可能
買い切り型(Office 2024など)の特徴:
- 一度購入すれば永続的に利用可能
- 購入時のバージョンで固定(大型アップデートなし)
- インストール可能なデバイス数が限られる(通常1〜2台)
- クラウドストレージは基本的に付属しない
- セキュリティアップデートのみ提供
どちらを選ぶべきかは、使用頻度や予算、必要な機能によって異なります。最新機能を常に利用したい方や、複数デバイスで使いたい方はサブスクリプション型が、一度購入して長く使いたい方は買い切り型が向いているでしょう。
個人・家庭向け製品の選び方
個人や家庭で使用する場合、主に以下の製品から選ぶことになります。
- Microsoft 365 Personal:1ユーザーが最大5台のデバイスで利用可能。Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Access、Publisherなどが含まれ、1TBのOneDriveストレージ付き。
- Microsoft 365 Family:最大6ユーザーが各自5台のデバイスで利用可能。含まれるアプリはPersonalと同じで、各ユーザーに1TBのOneDriveストレージが付与される。
- Office Home 2024:買い切り型の永続ライセンス。Word、Excel、PowerPoint、OneNoteが含まれ、2台のPCまたはMacにインストール可能。
- Office Home & Business 2024:買い切り型の永続ライセンス。Home 2024の内容に加えてOutlookが含まれ、2台のPCまたはMacにインストール可能。
家族で共有する場合はMicrosoft 365 Familyがコスパに優れています。一人で使用する場合でも、複数デバイスで使いたい場合はMicrosoft 365 Personalがおすすめです。初期コストを抑えたい場合や、更新料を払い続けたくない場合は買い切り型を選びましょう。
法人・ビジネス向け製品の選び方
法人やビジネスで使用する場合は、以下の製品が主な選択肢となります。
- Microsoft 365 Business Basic:オンライン版のOfficeアプリ、Exchange、SharePoint、Teamsなどが含まれる。
- Microsoft 365 Business Standard:Business Basicの内容に加え、デスクトップ版のOfficeアプリが含まれる。
- Microsoft 365 Business Premium:Business Standardの内容に加え、高度なセキュリティ機能とデバイス管理機能が含まれる。
- Office Professional 2024:買い切り型の永続ライセンス。Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Publisher、Accessが含まれる。
従業員数や業務内容、セキュリティ要件などを考慮して、最適なプランを選びましょう。クラウドサービスとの連携が重要な企業はサブスクリプション型が、そうでない場合は買い切り型が適しているかもしれません。
なお、PCubikでは法人・団体のお客様からのご注文に柔軟に対応しており、複数個・複数種類の一括注文や、お見積書・納品書・請求書(インボイス対応)の発行などのサービスを提供しています。
安全なOffice購入のための注意点とチェックリスト
最後に、Microsoft Office正規品を安全に購入するための注意点とチェックリストをまとめます。これらのポイントを確認することで、非正規品の購入リスクを大幅に減らすことができます。
購入前のチェックポイント
Office製品を購入する前に、以下の点をチェックしましょう。
- 販売元の信頼性:マイクロソフト公式、正規代理店、大手家電量販店、信頼できるECサイトかどうか
- 価格の妥当性:あまりにも市場価格より安すぎる場合は注意
- 製品の正式名称:最新の正式名称が使われているか(例:Office 365ではなくMicrosoft 365)
- 対応OS:自分のパソコンのOSに対応しているか
- ライセンス条件:インストール可能台数、利用期間などの条件
- 返品・交換ポリシー:問題があった場合の対応方針
特に価格については、正規品の相場を知っておくことが重要です。2025年8月現在、主なOffice製品の参考価格は以下の通りです。
- Microsoft 365 Personal:年間約21,300円
- Microsoft 365 Family:年間約27,400円
- Office Home 2024:約31,023円
- Office Home & Business 2024:約39,582円
これらの価格より極端に安い場合は、非正規品の可能性が高いので注意しましょう。
購入後の確認ポイント
Office製品を購入した後は、以下の点を確認しましょう。
- プロダクトキーの有効性:正規のプロダクトキーが提供されているか
- インストール方法:公式サイトからダウンロードできるか
- 認証の成功:問題なく認証が完了するか
- アップデート:正常にアップデートが行われるか
- マイクロソフトアカウント:マイクロソフトアカウントで製品が確認できるか
もし購入後にこれらの点で問題が発生した場合は、すぐに販売元に連絡しましょう。正規の販売元であれば、適切に対応してくれるはずです。
非正規品を購入してしまった場合の対処法
万が一、非正規品のOfficeを購入してしまった場合は、以下の対処法を検討しましょう。
- 販売元への連絡:まずは販売元に返品・返金を求める
- 決済会社への連絡:クレジットカード会社などに支払いの取り消しを相談
- 消費者センターへの相談:悪質な業者の場合は消費者センターに相談
- マイクロソフトへの報告:非正規品の流通についてマイクロソフトに報告
また、非正規品をインストールしてしまった場合は、セキュリティリスクを考慮して、パソコンのウイルススキャンを実施し、必要に応じてOSの再インストールを検討しましょう。
正規品のOfficeを安全に購入するためには、少し高くても信頼できる販売元から購入することが最も重要です。一時的な出費を抑えるつもりが、結果的に大きなトラブルや損失を招くことになりかねません。
まとめ:安心してOfficeを利用するために
Microsoft Office正規品を安全に購入するためには、信頼できる販売元を選び、適切な価格で購入することが重要です。非正規品を購入してしまうと、インストールや認証の問題、セキュリティリスク、サポート対象外になるなどのトラブルが発生する可能性があります。
正規品を購入する際は、マイクロソフト公式サイト、大手家電量販店、信頼できるECサイトを利用しましょう。また、製品選びでは、サブスクリプション型と買い切り型の違いを理解し、自分のニーズに合った製品を選ぶことが大切です。
特に法人でOfficeを導入する場合は、ライセンス管理やセキュリティの観点から、正規品の導入が不可欠です。PCubikのような正規品保証付きのサービスを利用することで、安心してOfficeを導入することができます。
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