ライセンスの基礎知識
Office法人利用と個人利用の違いを徹底解説【2025年最新】
7月
Office法人利用と個人利用の違いとは？基本を理解しよう
Officeソフトは、ビジネスでもプライベートでも欠かせないツールとなっています。しかし、同じOfficeでも法人利用と個人利用では、ライセンス形態や利用条件に大きな違いがあることをご存知でしょうか。
この記事では、Office製品の法人利用と個人利用の違いについて、ライセンス形態、価格、機能、サポート期間など多角的に解説します。正しい選択をすることで、コスト削減やセキュリティ強化につながるポイントも紹介していきます。
2025年7月現在の最新情報に基づいて、Office製品を最適に選ぶための知識を身につけていきましょう。特に中小企業のIT担当者や、個人事業主の方には必見の内容となっています。
ライセンス形態の違い：買い切り型 vs サブスクリプション型
Office製品には大きく分けて「買い切り型」と「サブスクリプション型」の2種類のライセンス形態があります。それぞれの特徴を理解することが、適切な選択の第一歩です。
買い切り型ライセンスの特徴
買い切り型は一度購入すれば、期限の制限なく利用できるライセンスです。法人向けには「Office Home & Business」などが該当します。
このタイプの最大の特徴は、初期投資は大きいものの、長期的に見るとコストパフォーマンスが高くなる点です。通常、1つのライセンスで2台のパソコンにインストールが可能となっています。
ただし、買い切り型は購入時のバージョンからアップデートされないため、新機能が追加されても利用できません。また、サポート期間が終了すると、セキュリティ更新プログラムも提供されなくなるリスクがあります。
サブスクリプション型ライセンスの特徴
サブスクリプション型は月額または年額で利用料を支払い、契約期間中はサービスを利用できるライセンス形態です。法人向けには「Microsoft 365 Apps for business」や「Microsoft 365 Business Standard」などがあります。
最大の魅力は、常に最新バージョンのOfficeアプリケーションを利用できる点です。さらに、1ユーザーあたり最大5台のデバイス（PC、タブレット、スマートフォン）にインストールできるため、マルチデバイス環境での利用に適しています。
また、サブスクリプション型はOfficeアプリケーションだけでなく、Teams、OneDrive、Exchange Onlineなど、クラウドサービスも含まれているプランが多いのも特徴です。
法人利用と個人利用の主な違い
Office製品を法人で利用する場合と個人で利用する場合では、いくつかの重要な違いがあります。ここでは、その主な違いについて詳しく見ていきましょう。
利用条件と契約形態
法人利用の場合、ビジネス用途での使用が認められているのは法人ライセンスのみです。個人向けライセンスを会社で使用することは、利用規約違反となる可能性があるため注意が必要です。
法人向けライセンスは、従業員数や利用環境に応じて、複数のライセンスをまとめて管理できる仕組みが整っています。一方、個人向けライセンスは、基本的に1ユーザーまたは1家族での利用を前提としています。
価格とコスト構造
法人向けと個人向けでは、価格設定にも違いがあります。法人向けライセンスは、ボリュームディスカウントが適用されることがあり、導入台数が多いほどユーザーあたりのコストが下がる傾向にあります。
また、法人向けには複数のグレードが用意されており、必要な機能に応じて選択できます。例えば、Microsoft 365 Business Basicは基本的な機能のみを低価格で提供し、Microsoft 365 Business Premiumはセキュリティ機能などの高度な機能を含んでいます。
個人向けライセンスは、Microsoft 365 PersonalやFamilyなどがあり、家庭内での複数ユーザー利用を想定したプランも提供されています。
管理機能とセキュリティ
法人向けライセンスの大きな特徴は、集中管理機能が充実している点です。管理者はユーザーアカウントの作成・削除、アクセス権の設定、セキュリティポリシーの適用などを一元的に行うことができます。
特にMicrosoft 365 Business PremiumやEnterpriseプランでは、高度なセキュリティ機能や情報漏洩防止機能が含まれており、企業のセキュリティ要件に対応できるようになっています。
個人向けライセンスでは、このような管理機能は限定的であり、基本的に自分自身のアカウント管理のみとなります。
サブスクリプション型Office（Microsoft 365）の法人・個人プラン比較
サブスクリプション型のOfficeサービスであるMicrosoft 365には、法人向けと個人向けに様々なプランが用意されています。ここでは、主要なプランの特徴と価格を比較してみましょう。
法人向けの主要プラン
法人向けMicrosoft 365は、企業規模や必要な機能に応じて選べる複数のプランがあります。一般的な中小企業向けには「Business」シリーズ、大企業向けには「Enterprise」シリーズが提供されています。
Microsoft 365 Business Basicは、月額約650円（税抜）からの最もリーズナブルなプランで、オンライン版Officeアプリケーションとクラウドサービスが利用できます。デスクトップアプリは含まれていないため、主にクラウドでの作業が中心のユーザーに適しています。
Microsoft 365 Business Standardは、月額約1,360円（税抜）で、デスクトップ版Officeアプリケーションに加え、Teams、Exchange Online、SharePointなどのサービスも利用可能です。中小企業の標準的な選択肢となっています。
Microsoft 365 Business Premiumは、月額約2,180円（税抜）で、上記の機能に加えて高度なセキュリティ機能やデバイス管理機能が含まれています。セキュリティを重視する企業に適したプランです。
大企業向けのEnterpriseシリーズでは、Microsoft 365 E3やE5などがあり、より高度な管理機能やセキュリティ機能、コンプライアンス機能が提供されています。
個人向けの主要プラン
個人ユーザー向けには、Microsoft 365 PersonalとMicrosoft 365 Familyの2つの主要プランがあります。
Microsoft 365 Personalは、年額約12,984円（税込）で、1ユーザーが最大5台のデバイスでOfficeアプリケーションを利用できます。OneDriveの容量も1TBまで使用可能です。
Microsoft 365 Familyは、年額約18,984円（税込）で、最大6人のユーザーがそれぞれ5台のデバイスでOfficeアプリケーションを利用できます。各ユーザーに1TBのOneDriveストレージが提供されるため、家族での利用に最適です。
個人向けプランでは、法人向けのような高度な管理機能やセキュリティ機能は含まれていませんが、基本的なOfficeアプリケーションの機能は同等に利用できます。
買い切り型Office（永続ライセンス）の法人・個人向け比較
一度購入すれば永続的に使える買い切り型のOfficeソフトも、法人向けと個人向けで異なる製品が提供されています。2025年7月現在、最新の買い切り型Officeは「Office 2024」シリーズです。
法人向け買い切り型Office
法人向けの買い切り型Officeには、主に「Office Home & Business 2024」と「Office Professional 2024」があります。
Office Home & Business 2024は、Word、Excel、PowerPoint、Outlookの基本的なアプリケーションが含まれており、中小企業や個人事業主に適しています。価格は約39,800円（税込）程度で、2台のPCにインストール可能です。
Office Professional 2024は、上記のアプリケーションに加えて、AccessやPublisherなどのアプリケーションも含まれており、より専門的な業務に対応できます。価格は約60,000円（税込）程度となっています。
法人向け買い切り型Officeの大きな特徴は、一度購入すれば追加費用なしで長期間使用できる点です。ただし、新機能の追加やバージョンアップは行われず、購入時の機能のみを利用することになります。また、サポート期間も限定されているため、長期的なセキュリティリスクも考慮する必要があります。
個人向け買い切り型Office
個人向けの買い切り型Officeには、主に「Office Home 2024」があります。Word、Excel、PowerPointの基本的なアプリケーションが含まれており、家庭や学生の利用に適しています。価格は約32,000円（税込）程度で、こちらも2台のPCにインストール可能です。
個人向け製品は、ビジネス用途には使用できないという制限があります。利用規約上、営利目的での使用は認められていないため、仕事での使用には法人向け製品を選ぶ必要があります。
買い切り型Officeは、インターネット接続が不安定な環境や、常に最新機能を必要としないユーザーに適しています。また、長期間（3年以上）使用する予定がある場合は、サブスクリプション型よりもコスト面で有利になる可能性があります。
法人利用と個人利用、どちらを選ぶべき？選択のポイント
Office製品を導入する際、法人利用と個人利用のどちらを選ぶべきか迷うことがあるかもしれません。ここでは、適切な選択をするためのポイントを解説します。
利用目的と法的要件
最も重要なのは利用目的です。ビジネスでの利用を前提とする場合は、必ず法人向けライセンスを選択する必要があります。個人向けライセンスをビジネスで使用することは利用規約違反となり、法的リスクを伴います。
特に法人として確定申告や税務処理を行う場合、適切なライセンスを取得していることは重要です。監査時に不適切なライセンス使用が発覚すると、追加費用や罰則の対象となる可能性があります。
必要な機能と予算のバランス
必要な機能と予算のバランスも重要な判断基準です。法人向けの高機能プランは、セキュリティ機能や管理機能が充実していますが、その分コストも高くなります。
中小企業や個人事業主の場合、すべての高度な機能が必要とは限りません。必要最小限の機能を備えた法人向けプランを選択することで、コストを抑えつつコンプライアンスを確保することができます。
例えば、クラウドサービスをあまり利用しない場合は、買い切り型のOffice Home & Business 2024が適しているかもしれません。一方、複数デバイスでの利用やチーム協働が重要な場合は、Microsoft 365 Business Standardなどのサブスクリプションプランが適しています。
長期的なコスト比較
初期費用だけでなく、長期的なコストも考慮することが重要です。買い切り型は初期投資が大きいものの、3年以上使用する場合はサブスクリプション型よりも総コストが低くなる可能性があります。
一方、サブスクリプション型は月額や年額の支払いが続きますが、常に最新版を利用できるため、バージョンアップのための追加投資が不要です。また、複数のサービスが含まれているため、それらを個別に契約するよりも総合的にはコスト効率が良い場合もあります。
自社の利用期間や更新サイクル、必要なサービスを総合的に検討し、最適な選択をすることが大切です。
PCubikで提供している法人向けOffice製品のご紹介
PCユービックでは、法人のお客様向けに様々なOffice製品を格安価格で提供しています。正規品保証付きで安心してご利用いただけるOffice製品をご紹介します。
法人向けOffice製品のラインナップ
PCユービックでは、Office Professional Plus 2021、Office Home & Business 2019、Office 2024 Home & Business、Office 2021 Pro Plusなど、様々な法人向けOffice製品を取り扱っています。
特にOffice Professional Plus 2021 OEMは9,900円、Office Home & Business 2019 OEMは8,800円という格安価格で提供しており、コストを抑えつつ正規のOffice環境を整えたい法人のお客様に最適です。
最新のOffice 2024 Home & Businessも38,500円で提供しており、長期的な利用を前提とした法人のお客様にもおすすめです。
法人向けサービスの特徴
PCユービックでは、法人・団体のお客様からのご注文に柔軟に対応しています。複数個・複数種類の一括注文、お見積書・納品書・請求書（インボイス対応）の発行など、法人のお客様向けのサービスが充実しています。
特にインボイス制度に対応した適格請求書をPDF形式で発行可能であり、納品メールに添付して送信されるため、経理処理もスムーズに行えます。
すべての商品に正規認証保証が付いており、万一、商品に不具合や相違があった場合には、返品または交換による対応を行っているため、安心してご利用いただけます。
法人のお客様のニーズに合わせた柔軟な対応を心がけており、ご要望に応じた個別対応も可能です。Office製品の導入でお悩みの法人のお客様は、ぜひPCユービックにご相談ください。
まとめ：最適なOffice選びのために
Office製品の法人利用と個人利用の違いについて、ライセンス形態、価格、機能、サポート期間など様々な観点から解説してきました。最後に、最適なOffice選びのためのポイントをまとめます。
法人利用の場合は、必ず法人向けライセンスを選択することが重要です。個人向けライセンスをビジネスで使用することは利用規約違反となり、法的リスクを伴います。法人向けには、買い切り型の「Office Home & Business 2024」などと、サブスクリプション型の「Microsoft 365 Business」シリーズがあります。
利用期間や必要な機能、予算に応じて最適なプランを選びましょう。3年以上の長期利用を前提とし、オンラインサービスをあまり利用しない場合は買い切り型が、最新機能やクラウドサービスを活用したい場合はサブスクリプション型が適しています。
PCユービックでは、正規品保証付きのOffice製品を格安価格で提供しています。法人のお客様向けのサービスも充実しており、インボイス対応や複数ライセンスの一括購入にも対応しています。Office製品の導入をご検討の際は、ぜひPCユービックの製品をご検討ください。
適切なOffice製品を選ぶことで、業務効率の向上やコスト削減、セキュリティリスクの軽減につながります。この記事が皆様のOffice選びの参考になれば幸いです。